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広告入稿後のGoogle AdWordsの管理画面の見方
Google AdWordsに入稿が終わって、ある程度の時間が経過したら実際に広告が出稿され始めます。
通常は広告入稿後にGoogle AdWordsの審査が入るので、審査に合格すると広告が掲載されはじめます。
広告の審査とはどういうことかといいますと、Google AdWordsのガイドラインに違反している広告文やリンク先ページではないかどうかGoogle AdWordsが審査するということです。
ガイドラインに関しては非常に細かいルールがありますので詳しくは下記URLを参考にしてください。
http://Google AdWords.google.co.jp/support/aw/
無事審査に合格して広告が掲載され始めると管理画面にデータがたまってきます。その見方の解説をしていきます。
「キャンペーン」タブを選択している状態ではキャンペーンの様々なデータを見ることができます。
キャンペーンのデータということは、そのキャンペーンに含まれている全ての広告グループ・全てのキーワード・全ての広告の合計のデータのことを意味します。全体を把握したいときはキャンペーン単位でデータを見ると把握しやすいです。
【予算】
あなたが設定したキャンペーン単位での1日の上限広告費予算。
【ステータス】
このキャンペーンの状態。
・アクティブ ・・・キャンペーン出稿状態
・一時停止 ・・・キャンペーンを一時停止している状態(広告は掲載されない)
・削除 ・・・キャンペーンを削除した状態(広告は掲載されない)
【表示回数】
広告が表示された回数。
【クリック】
実際に広告がクリックされてリンク先ページが表示された回数。このクリック数に応じて広告費が加算される。
【クリック率】
表示回数に応じて広告がクリックされた割合。
【平均クリック単価】
実際に1クリック当たりにかかっている広告費。上限クリック単価よりも低い金額になる。
【ご利用金額】
このキャンペーンでかかった広告費。
【平均掲載順位】
入稿したキーワードが実際にGoogleで検索されて広告が掲載されたときに、検索結果画面の広告枠の何番目に掲載されているかの平均値。基本的にはこの値が小さい(1位に近い)ほど、クリック率もクリック数も高くなりやすい。
【コンバージョン関係のデータ】
このバージョンに関係するデータはコンバージョントラッキングを利用する事で表示されます。
コンバージョントラッキングを利用するまではこの列は表示されません。詳しくは別途マニュアルで解説。
見たいデータの期間は右上の日付設定で変更することができます。
次に広告グループのデータを見ていきましょう。データを見たいキャンペーンをクリックします。
指定したキャンペーン内に含まれる広告グループのデータが表示されます。
【検索ネットワークでの上限CPC】
広告グループ単位の上限クリック単価。この広告グループに含まれるキーワードには基本的にすべてこの金額が適用されます。ただし、キーワード単位で個別で上限CPCを設定している場合は、そのキーワードにはキーワード単位の上限CPCが優先的に適用されます。
その他の項目に関してはキャンペーンの時のデータと同じ意味になります。
次に広告グループに含まれるキーワード毎のデータを見ていきましょう。データを見たい広告グループをクリックします。
キーワード毎のデータを見ることができます。
【ステータス】
広告の掲載状況が表示されます。吹き出し部分にマウスを載せることで更に細かい広告の掲載状況を見ることができます。
キーワードの品質スコアもこちらで見ることができます。10段階で10が最高です。問題がある箇所がある場合もここに表示されます。
・キーワードの関連性・・・主にクリック率が低いと評価が悪くなります。
・リンク先ページの品質・・・リンク先ページがガイドライン違反していると評価が悪くなります。
・リンク先ページの読み込み時間・・・4秒以内にリンク先ページが表示されることが推奨されてい
ます。
Google AdWordsに出稿したら、まずはこれらのデータを見るようにしましょう。実際には、Google AdWordsの管理画面は非常に様々な沢山クリックできるところがあり、色々な情報やデータを見ることができます。
いきなり全てのデータを見ることは大変ですが、Google AdWordsに慣れるコツはとにかく管理画面を色々と触ってみることです。頭だけで理解していくだけでは使いこなしていくことは難しいので、毎日管理画面を触っていき慣れていってください。
Google AdWordsで広告を出稿してみよう
キーワードや入札クリック単価(上限クリック単価)をある程度決めたら、次は実際にGoogle AdWords(検索ネットワーク)に出稿してみましょう。
まずはGoogle AdWordsにログインします。
人によっては、下図のようになっている方もいると思います。その場合は、下図の「新しいキャンペーンの作成」をクリックしてください。
まずはキャンペーン名を決めます。キャンペーンは広告グループをまとめる一番大きな箱です。この名前は自分がわかればどのように付けてもかまいません。
キャンペーン名が広告品質に影響するという人もいますがこの情報は誤りです。あくまでもキャンペーン名はラベルですので自分が分かればどんな名前でもかまいません。
次に広告を表示させる地域や言語やユーザー属性を決めます。地域はデフォルトでは日本全国になっています。基本的には日本全国でいいでしょう。
日本全国ではなく自分の登録地域のみに限定したい場合は下の「県」の方にチェックを入れましょう。県を選択した際に、他の県にも広告を表示させたい場合は「その他の地域を1つ以上選択」をクリックします。
タブを「ブラウズ」にし、「日本(国名)」の左側の+マークをクリックします。
現在は「日本(国名)」にチェックが入っていることにより日本全都道府県が選択されている状態なので、チェックを外して広告を表示させたい地域を選択します。地域を選択すると、その地域でパソコンを使ってGoogleで検索をした人や検索クエリのその地域のキーワードが含まれている場合にのみ広告を表示させることができます。
選択が終わったら「保存」をクリックしましょう。
広告を表示させる地域が変更できたことがわかります。
このようにGoogle AdWordsでは広告を表示させる地域を選択することができますが、地域性のあるビジネスでない限りは日本全国にしておきましょう。
地域を限定させる意味はありませんし、広告の露出が減ってしまうからです。
次にネットワークを設定しましょう。「掲載可能なすべてのサイト」にデフォルトではチェックが入っていますので「自分で選択」の方にチェックを入れます。
「Google検索」というものと「ディスプレイネットワーク」という項目の両方にチェックが入っていますが、「ディスプレイネットワーク」のチェックは外しておきましょう。
「Google検索」とは検索ネットワーク広告のことを意味し、「ディスプレイネットワーク」はディスプレイネットワーク広告のことを意味します。
1つのキャンペーンで検索ネットワーク広告とディスプレイネットワーク広告の両方を出す広告主も多いですが、これも誤りなので絶対にやめましょう。
検索ネットワーク広告とディスプレイネットワーク広告ではキーワードの設定方法も広告文の書き方も違いますので、両方同じキャンペーンで出すと広告の効果がかなり落ちてしまいます。
一日の広告予算の上限額を設定しておきましょう。この金額を設定しておけば、気付かずに広告費が沢山かかってしまうことはなくなります。
この予算設定についての詳しい解説は別途記事でご紹介するとし、ここでは適当に入力しておいてください。
心配であればとりあえず低めに設定しておきましょう。
その他の項目については、とりあえずそのままの設定で問題ありません。「保存して次へ」をクリックします。
ここから広告グループを作成していきます。ここでは次のようにキーワードをグループ分けしました。
まずは「ゴルフ 上達」の広告グループを作ってみます。広告グループに「ゴルフ 上達」と入力します。
この広告グループ名もキャンペーン名と同様で名前は自分がわかりやすいものでかまいません。広告グループ名が広告品質に影響することはありませんので気軽に名前を付けましょう。
次に広告を作成していきます。広告の種類は「テキスト広告」「イメージ広告」「ディスプレイ広告ビルダー」「モバイル広告」とありますが、ここでは基本的には「テキスト広告」でOKです。
「イメージ広告」はバナーのような画像を使った広告で、「ディスプレイ広告ビルダー」は動画を使った広告で、「モバイル広告」は携帯用の広告です。
広告文は「見出し」と「説明行」から構成されます。「見出し」は半角25文字以内、「説明行」は半角35文字以内で広告文を作ってみましょう。
※現在ではGoogle AdWordsの文字数は増えていますが、AdWordsEditorがまだ対応されていませんので便宜上この文字数で説明しています。
広告のプレビューが右側に表示されますのでそちらを見ながら作成するとイメージがわきやすいでしょう。
このような感じで広告文を作成していきます。
キーワードをグループ分けする理由の一つとして、広告グループ毎に広告文が作成できるというものがありました。ですので、広告文を作成するときはその広告グループのテーマに沿った文章をできるだけ作成するようにしましょう。
「リンク先URL」とは広告がクリックされたときに実際に飛ぶ先(表示される)のホームページのURLです。ここを間違えていると広告費の無駄になるので正しく入力します。
「表示URL」は広告文に載せるURLです。http://は不要です。「表示URL」はドメイン以降を入力しましょう。こちらは文字数制限が厳しいので(34文字)リンク先URLのまますべて載せる必要はありません。
ただし、必ずリンク先URLとドメインが同じである必要があります。1階層下のフォルダ名までにするなど、適度に省略したURLを書いておきましょう。
よく分らない場合は、「リンク先URL」を先に入力して「表示URL」の入力スペースをクリックすれば自動的に入力されるのでその方法でもかまいません。
次にキーワードを入力していきましょう。1行に1キーワードずつ入力していきます。
「検索トラフィックを見積もる」をクリックすることで平均クリック単価や平均クリック数をある程度予測した数値を見ることができます。
「検索」という部分の上限クリック単価を入力します。この設定をすることで、この広告グループに入っているキーワードにすべてこの上限クリック単価が適用されます。
キーワード毎に上限クリック単価を決めたい場合は、後から個別で編集することもできます。設定が完了したら「広告グループを保存」をクリックしましょう。
これでGoogle AdWordsへの入稿は完了です。ただし、まだ入稿していない広告グループがありますので残りのグループに関しても入稿していきましょう。
現在は広告グループ(ゴルフ 上達)が選択されている状態ですのでキャンペーン(ゴルフ)をクリックしてキャンペーンを表示させましょう。
現在どこの画面を見ているかということは左サイドバーを見るとわかります。フォルダマークが付いているのがキャンペーンで、その下の階層にあるのが広告グループです。またパンくずリストを見ても現在自分がどこの階層を見ているかがわかります。
キャンペーンをクリックすることでキャンペーンの階層が表示できます。新しい広告グループを作成するにはキャンペーンの階層から行います。
「新しい広告グループを作成」というボタンがありますのでこちらをクリックして新しい広告グループを作成することができます。
先程と同じように広告グループを作成できますので、同じようにまだ作成していない広告グループを同様の手順で作成していきましょう。
広告グループを複数作っていくとこのようになります。
では次に、新しいキャンペーンを作る方法を解説します。
キャンペーンを新しく作るというのはどういう時でしょうか?キャンペーンは1つで運用していってもかまいませんが、管理上キャンペーンを分けた方が便利なことがあります。
例えば、スポーツショップを運営している場合には色々なスポーツの道具を販売することになります。
野球の道具もありますしサッカーの道具もありますしゴルフの道具もあります。
その場合に、キャンペーンを「スポーツ」にして広告グループを「野球」「サッカー」「ゴルフ」にしてもいいですが、そうすると広告グループの下の階層はもうキーワードを入れるだけですので、各スポーツを道具の種類毎に分けたい場合に分けることができません。
次の図を見てみましょう。
このように、広告グループの中にはもうキーワードを入れるだけしかできずに、グループ分けできませんので、野球であれば「グローブ」「バット」「ボール」と全て同じ広告グループにまとめるしかありません。
しかし、「野球」「サッカー」「ゴルフ」をそれぞれ別のキャンペーンにすることによって、更に細かく広告グループを作成することができます。
野球でキャンペーンを作ったとしたら次の図のようになります。
このようにキーワードを「グローブ」「バット」「ボール」と更にグループ分けができました。
基本的に複数の商品を扱っていなければ1つのキャンペーンで済むことも多いですが(検索ネットワーク広告で1つということ。ディスプレイネットワーク広告はまた別のキャンペーンを作成する必要があります)、キャンペーンを分けた方が便利なこともあります。
キャンペーンを作成する時はキャンペーンの一覧画面から行います。「すべてのキャンペーン」をクリックします。左サイドバーとパンくずリストのどちらをクリックしてもかまいません。
現在「広告グループ」タブがアクティブ(選択された状態)になっていますので、「キャンペーン」タブをクリックしてキャンペーンを表示させます。
「新しいキャンペーンを作成」というボタンがありますので、こちらをクリックします。
最初にキャンペーンを作成したときと同じようにキャンペーンを追加作成することができます。Google AdWords広告はこのような流れで行っていきます。
Googleのキーワードツールを使って キーワードを集めてみる
キーワードを考えて集めたら、次はGoogleのキーワードツールを使って更にキーワードを調べていきましょう。
キーワードツールは、入力したキーワードの複合語や関連語を調べることができる大変便利なツールです。このデータは、Googleの検索エンジンのデータを参考にしたものです。
自分で考えてキーワードを探していくことも大事ですが、複合語(2単語の組み合わせ)や複複合語(3単語の組み合わせ)などは自力ですべて探すには限界がありますのでキーワードツールも積極的に使っていきましょう。
それでは、キーワードツールの使い方を解説していきます。
Google AdWordsにログインし、「レポートとツール」というタブをクリックし、「キーワードツール」をクリックします。
複合語や関連語を調べたいキーワードを入力し「検索」をクリックします。
するとこのような結果が出てきました。この画面の解説をしていきます。
このように、キーワードツールを使うと入力したキーワードの複合語や、関連するキーワードを提示してくれます。ただし、この方法ではキーワードの複合語だけでなく、関連のあるキーワードまでもが結果として表示されます。
入力したキーワードとの複合語のみを結果に表示したい場合は、下図のようにチェックを入れて検索します。
精査することは後からでもできますので、この時点ではあまり深く考えすぎずにキーワードを色々と集めていきましょう。
Excel(CSV)にダウンロードしておくと便利です。
キーワードツールは、上手に使うことで自分では思いつかないようなキーワードも発見できる大変便利なツールです。ツールばかりに頼って自分でキーワードを考えないことは良くありませんが、キーワードツールも上手に使って色々なキーワードを集めていきましょう。
キーワードの数はどれくらい必要?
キーワードには「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」があるというお話しをしました。
各キーワードの特徴としては、キーワードの検索ボリュームが大きければ大きいほどアクセスは集めやすくなります。つまり、ビッグキーワードに対してスモールキーワードはアクセスを集めにくいと言えます。
ただし、検索エンジンにおけるキーワードというのは、基本的にはその検索ボリュームが大きければ大きいほど成約率が低くなります。その理由としては属性が絞れていないからです。
例えば税理士であれば、単純に「税理士」というキーワードだけではどこの地域の税理士を探しているか分りませんし、税理士を探しているのではなくて税理士になりたくて検索をしているのかも知れません。しかし「大阪 税理士 安い」で検索しているユーザーであれば「大阪で安い税理士」を探している可能性が高いのであなたが大阪で税理士をしていれば成約率は高くなります。
スモールキーワードの中身にもよりますが、このように基本的にはキーワードのボリュームと成約率は反比例します。アクセスの多さを取るか、成約率を取るか、という二者択一になります。
基本的にはビッグキーワードもミドルキーワードもスモールキーワードも出稿する方がお勧めです。
ただし、赤字になるリスクを可能な限り減らしたい場合や、客単価が低い場合は、まずはスモールキーワードのみのリスティング広告の出稿でもかまいません。(成約率が高そうなスモールキーワードという前提です。)
スモールキーワードのみの出稿で、利益が取れるということが分ってからミドルキーワード、ビッグキーワードを攻めていくというのも一手です。このあたりは、ビジネスの内容や客単価や粗利額によって変わってきますので、あなたのビジネスに合わせて設定していってください。
参考までに、私がリスティング広告の運用している場合の例をお話ししますと、粗利額が10000円以上の商品の場合は最初からビッグキーワードも含めてキーワード出稿を行うことが多いです。
逆に粗利額が5000円程度の商品の場合は最初は成約率の高そうなスモールキーワードのみの出稿にして、利益率が良いとわかったらミドルキーワード・ビッグキーワードと拡張していきました。このやり方がすべてではありませんが参考にしてみてください。
また、ターゲット(属性)の広さをどこまで拾うかということも成約率に大きく影響します。
例えば税理士であれば「税理士」というそのもののキーワードだけでなく「確定申告」をしようとしている人も見込み客になりますし、「会社設立」をしている人も税理士を探している可能性があるでしょう。
この場合もビッグキーワードと同じで、ターゲット属性を拡げていることになりますので成約率は落ちることがあります。(もちろん逆に、成約率が良いキーワードもあります)
しかし、成約率が落ちても最終的には成約数が増えることによって利益額が大きくなるのであればどんどんと攻めていくべきです。
キーワードをグルーピングする正しい方法(検索連動型広告)
キーワードを集めたら、次はそのキーワードをグループ分け(グルーピング)していきましょう。
なぜキーワードをグループ分けする必要があるかといいますと、管理上便利だというだけでなく、Google AdWordsではキーワードは広告グループという箱の中に入れ、広告文は広告グループ毎に作成していくからです。
例えば集めたキーワードをグループ分けせずに、一つの広告グループにまとめて入れたとしましょう。すると、全てのキーワードに対して1種類の広告文を共通で使わなければなりませんので、検索キーワードに適した広告文を表示させることができなくなるのです。
検索ユーザーが検索エンジンを使ってキーワードを入力して検索するということは、入力したキーワードに対しての答えが知りたくて調べているということです。言い換えれば、検索キーワードというのはいわば「質問」です。ですので、検索結果にはその「答え」を用意してあげなければいけません。
その答えである広告文が曖昧なものですと、検索ユーザーは広告をクリックしてくれませんし、Google AdWordsもその広告を検索キーワードに対して関連性の低い広告という判断をして広告品質を下げてしまいます。
広告品質は、広告のクリック率が非常に大きく影響します。クリック率とは、広告が表示された回数に対してどれだけ実際に検索ユーザーに広告がクリックされたかという割合です。
広告が表示された回数のことを表示回数やインプレッション(数)といいます。
クリック率が高ければ検索ユーザーの役に立っている(興味を持たれている)広告ということで広告品質が上がりますし、クリック率が低ければ検索ユーザーの役に立っていない(興味を持たれていない)広告、つまり関連性が低いということで広告品質を下げられます。
広告文に検索キーワードを含ませることでもキーワードと広告文の関連性が高いということで広告品質が上がります。このようなことから、キーワードは必ずグループ分けする必要があるのです。
仮にグループ分けをしなかった場合をわかりやすいように図にしてみました。
グループ分けをするのが面倒だからと、1つの広告グループに全てのキーワードを入れてしまう人も多いですが、絶対にやめましょう。この作業をしっかりとやるかやらないかでリスティング広告での成功率は大きく変わってきますので絶対に手を抜かないようにしましょう。
では、しっかり広告グループを分けるとどうなるかといいますと、次ページの図のようになり、各広告グループ毎にテーマに沿った広告文を作成することができるようになります。
このようにグループ分けすることで、各グループの共通テーマに沿った広告文を作成することができるようになります。
では、どれくらいまで細かく広告グループ分けをすればいいのでしょうか?
極論を言えば1キーワードに対して1広告文、つまり1広告グループに対して1キーワードがベストです。そうすれば全てのキーワードに対して広告文を個別に作ることができるからです。ただ、キーワードは何百個、何千個と入稿していくことになりますのでこれを実行するのはさすがに現実的ではありません。
広告文にしても「ゴルフ 上達」と「ゴルフ 上達法」ではほとんど変わらないので、そこまで細かく分ける必要はありません。キーワードをグループ分けするポイントとしては、まずはある程度似たキーワードは1つのグループにします。
その時の判断基準の一つとしては、「そのキーワード専用に広告文を作成した方がいいだろう」というものはグループを分ける、と考えれば間違いありません。
例えば、「アイアン」系のキーワードと「ドライバー」系のキーワードを一つのグループにするのではなく、「アイアン」グループと「ドライバー」グループに分けるとそれぞれ「アイアンの上達法」という広告文と「ドライバーの上達法」という広告文に分けることができます。
これを一つのグループにしてしまうと「ゴルフの上達法」というような抽象的な広告文にするしかなくなってしまいます。
※「アイアンとドライバーの上達法」という広告文にもできることはできますが、文字数制限があるので厳しいです。
広告文はターゲット(属性)を絞れるだけ絞った方がクリック率が断然高くなります。自分がお客さんの立場になって考えてみても分ると思います。
「うちはなんでもやっていますよ!」というより「●●専門のプロフェッショナル」と言われた方が信用ができますよね。
ですので、そういう意味では広告文もできるだけ検索キーワードにマッチした広告が掲載されるように広告グループを分けた方がいいのです。
次のようなキーワードを集めたとします。
ゴルフ
ゴルフ 上達法
ゴルフ 上達
ゴルフ 上達 コツ
ゴルフ スイング
ゴルフ スイング 器具
ゴルフ スイング 肘
アイアン 7番
アイアン 8番
アイアン 9番
ドライバー 上達
ドライバー コツ
ドライバー 飛距離
パター コツ
パター 姿勢
パター 握り方
ゴルフボール
ゴルフボール 最新
石川遼
石川遼 動画
石川遼 成績
石川遼 アイアン
横峯さくら
横峯さくら 動画
横峯さくら 成績
横峯さくら アイアン
これを、グループに分けるとこのようになります。
もちろんこのグループ分けと同じにならなければいけないわけではありません。これはあくまでも一例です。
「ドライバー コツ」と「ドライバー 上達」は広告文を分けることもできますので、グループを分けてもいいでしょう。まずは感覚的なものでかまいませんので、グループ分けしてみてください。
このグループ分けは後から変更もできますので、この時点ではグループを分けた方がいいか分ける必要がないかということは予測でかまいません。
Google AdWordsの管理画面の見方と使い方
Google AdWordsの管理画面について解説してきます。
Google AdWordsの管理画面は一見複雑に見えますが、使っていくうちに非常に利便性のある優れた管理画面であると感じてくるはずです。
慣れるためにはとにかく色々触って使い込んでいくのが一番です。うかつに変なところに触ってしまったからといって、取り返しがつかなくなることなどそうそうあるものではありません。
恐れずに気軽に使っていきましょう。
基本管理画面
Google AdWordsの管理画面はタブによる階層構造になっています。基本的な操作は上部タブの「キャンペーン」で行います。
キャンペーンの一覧が左サイドバーに表示されますので目的のキャンペーンを選択すると、そのキャンペーンの広告グループが表示されます(広告グループタブが選ばれている場合)。
また、左サイドバーでもフォルダマークをクリックすると、下層ディレクトリ(ディレクトリ:階層のこと)として広告グループを表示させることができます。あるキャンペーンの広告グループ画面で操作をしていても、左サイドバーから1クリックで異なるキャンペーンの目的の広告グループ画面まで移動できるので便利です。
昔のGoogle AdWordsの管理画面はこのようなことができなかったので大変便利になりました。Google AdWordsは常に進化していてマイナーチェンジが行われますので今後更に便利になっていくでしょう。
Google AdWords管理画面の特徴ですが、編集ページに移動しなくても色々な編集が現在開いている管理画面上から直接編集できるようになっています。編集したい広告グループの上にマウスを載せてみてください。上図のように四角で囲まれたり鉛筆マークが出てきます。
目的の項目でクリックすると、編集ができます。
上図の項目(緑色の●)は、広告を実行(表示)するか、一時停止にするか削除するかです。一時停止と削除は機能的にはほぼ同じものですので、どちらを使ってもかまいません。
広告グループ名や上限CPC(上限クリック単価)もこちらから変更できます。(広告グループ名の変更の場合は鉛筆マークをクリック)
赤枠部分は、管理画面にどこまでのステータスの広告グループを表示させるかを決めることができます。
削除した広告グループを表示させたくなければ「アクティブすべて」、一時停止とアクティブだけ表示させたければ「削除済みを除くすべて」、どんなステータスでもすべて表示させたければ「すべて」を選択しましょう。自分が見やすければどれでもかまいません。
コンバージョン(成約)系の項目は、最初の状態では表示されません。これはコンバージョントラッキングというものを設定することによって表示されるようになります。
コンバージョントラッキングとは、どのキーワードでどれだけ成約に至ったかを計測できる機能です。
このコンバージョントラッキングを設定することによって、成約につながっていないキーワードは削除するなどすることよって広告費の節約をできるようになります。
「表示項目」をクリックし、表示項目の変更をクリックします。
ここで管理画面に表示させる項目の表示非表示や、表示項目順を変更できます。
また、グラフにより各数値の変動が視覚的に確認できます。赤丸部分をクリックします。
このような画面が表示されます。この項目の中から、何のグラフを表示させたいかを選択します。
自分がよく見たい項目でかまいませんが、現時点で特にわからなければ「クリック数」か「表示回数」でいいでしょう。ここでは「表示回数」を選んでみました。
更に、このグラフは先程選択した「メインの統計情報」以外にも、もう1種類のグラフを同時に表示させることができます。もう1種類のグラフは、「統計情報」か「期間」を選択できます。
「統計情報」はメインの統計情報と同じで、「表示回数」や「グラフ」を選択することができます。「期間」というのは、メインの統計情報と同じ項目の統計情報を、違う期間でグラフ表示させることができるということです。
上の図を見てみてください。この図はメインの統計情報を「表示回数」にして、次と比較を「統計情報」の「クリック率」にしたものです。すると、実際にグラフを見ると、青色のグラフが表示回数で、緑色のグラフがクリック数を表示していることが分かります。
このように、2種類の異なった統計情報を表示させることができます。
上の図を見てみてください。この図はメインの統計情報を「表示回数」にして、次と比較を「統計情報」の「クリック率」にしたものです。
すると、実際にグラフを見ると、青色のグラフが表示回数で、緑色のグラフがクリック数を表示していることが分かります。このように、2種類の異なった統計情報を表示させることができます。
話を広告グループに戻します。広告グループをクリックすると、その広告グループに所属しているキーワードが表示されます。
左サイドバーから広告グループを選択しても同じです。このキーワードのページでも広告グループページ同様にキーワードや上限クリック単価を直接編集できます。
ここで、左サイドバーでキャンペーンの一つ(ゴルフ)をクリックしてみましょう。
左サイドバーでキャンペーンが選ばれた状態で「キーワードタブ」をクリックしてみます。
キャンペーンを選んだ状態で「キーワードタブ」を開いていますので、先ほど(広告グループを選んだ時)と違い、そのキャンペーンに入っているキーワードすべて(つまり全広告グループを選んでいる状態)を見ることができます。
同様に、「すべてのオンラインキャンペーン」を選んで「キーワードタブ」を見るとすべてのキャンペーンに入っているキーワードを見ることができます。
「広告グループ」や「広告」に関しても同様に使うことができます。つまり、どこ(アカウントやキャンペーンや広告グループ等)の、なに(広告やキーワード)を見たいかを、左サイドバーとタブで選んで使用します。
管理画面右上からデータを表示させる期間を選ぶことができます。「期間を指定」すれば1日単位で日付指定をして表示期間を選択できます。
レポート機能
次にメンテナンスには欠かせないレポート機能を説明していきます。詳しくは別途マニュアルで解説しますので、ここでは簡単に解説していきます。赤丸内のマークをクリックすると「レポートをダウンロード」という項目が出てきます。ここからレポートの詳細をExcelなどで表示させることができます。
ツール機能
Google AdWords広告には、PPCがメイン広告を運用していくにあたって大変便利なツールがいくつも用意されています。「最適化」タブを選択します。
画面左下の「その他のツール」をクリックします。
このように、いくつものツールが提供されています。
Google AdWords登録方法
Google AdWords
http://adwords.google.co.jp/select/Login
「標準モード」を選択し「次へ進む」をクリックします。
※2010/10の時点ではこのページは無くなっているようです。仮にこの画面が出る場合は標準モードを選ぶようにしましょう。
Gmail等、Googleのアカウントを既に持っていれば赤枠の上の項目にチェックを、Googleのアカウントを持っていない、もしくは新規でアカウントを取得したい場合は赤枠の下の項目にチェックを入れます。
ここでは「他のサービスを利用していません。」を選択した場合で進めます。
※よく分らない場合は「他のサービスを利用していません。」を選択すればOKです。
必要項目を入力し「アカウントを作成」をクリックします。
「次へ」をクリックします。(支払い通貨はデフォルトの日本円のままでOKです)
アカウントが作成されたので登録したメールアドレスのメールを確認します。
このようなメールが届いていますのでログイン用URLをクリックします。
このような画面になりますのでリンクをクリックします。
先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力しログインします。
これでAdWordsへのログインが完了です。アカウントメールアドレスとパスワードは忘れないようにしっかりとメモしておいて下さい。「初めてのキャンペーンを作成」をクリックします。
広告の言語と表示地域はデフォルト(最初の設定)で日本になっていますので変更の必要はありません。
「次へ」をクリックします。
「例:」の表示を見ながら広告のタイトル等各項目を入力します。
ここで記入した広告文がGoogleの検索結果に掲載されますが、これらは後から変更できますのでこの時点ではそれほどこだわって作成しなくてもOKです。
「リンク先URL」とは広告がクリックされたときに実際に表示されるあなたのサイトのURLです。ここを間違えていると広告費の無駄になるので正しく入力します。
「表示URL」は広告文に表示されるURLです。こちらは文字数制限が厳しいので(34文字)リンク先URLのまますべて載せる必要はありません。
ただし、必ずリンク先URLとドメイン(ドメインとは●●.comや、●●.jpのようにサイトURLのメインとなる部分のこと)が同じである必要があります。1階層下のフォルダ名までにするなど、適度に省略したURLを書いておきましょう。
キーワードを入力します。これは、「このキーワードで検索されたときに広告を表示させたい」というものです。後からでも変更できますので、この時点ではそれほどこだわって考えなくても大丈夫です。
「次へ」をクリックします。
1日の広告費用の上限額と1クリックあたりの上限額を設定します。後から変更もできますが、念のため低めに設定しておきましょう。図の通りでもかまいません。
※予算は実際に運用していく際には高めに設定しておく必要がありますが、ここでは少額でもかまいません。詳しくは別途マニュアルで解説。
「次へ」をクリックします。
「請求の設定に続行」をクリックします。
請求先やタイムゾーンが「日本」になっていることを確認し「次へ進む」をクリックします。
支払い方法を選択します。お勧めは後払いクレジットカードです。前払いの場合は、入金が反映されるまでタイムラグがあるので注意しましょう。(私の経験ではコンビニ払いは翌営業日反映、銀行振込は3営業日後の反映)
選択したら「次へ進む」をクリックします。
利用規約の同意にチェックを入れ「次へ進む」をクリックします。
カード情報等それぞれ必要項目を入力していきます。
「保存して開始」をクリックします。
このような画面になります。これで設定は完了ですので広告の掲載が開始できます。
広告掲載順位の決定方法
掲載順位はどのように決まるのでしょうか?
それは、
クリック単価×広告品質
で算出される広告ランクというもので決まります。
この広告ランクというのは、AdWordsやYahooリスティングのシステムの中だけで管理されていることなので、広告主がこの数値を実際に見ることはできませんが、この広告ランクが高ければ高いほど広告の掲載順位は上位になります。
分かりやすく表で見てみましょう。
まず、クリック単価だけで掲載順位が決まっていた時代は、次の表のようになっていました。
以前の掲載順位決定のシステム
このように、高額なクリック単価を入札していればいるほど掲載順位は上位になります。対して、広告品質を含んだ広告ランクで掲載順位を決定している現在は次の表のようになります。
現在の掲載順位決定のシステム
※Googleの広告品質(品質スコア)は10点満点、Yahooの広告品質(品質インデックス)は5点満点です。ただし、この点数は広告主が確認できる点数で、GoogleやYahooが管理している品質スコアはもっと細かい点数だと言われています。
この表を見てもわかるように、クリック単価だけであれば本来2位の広告主が1位に掲載され、4位の広告主が3位になっています。
つまり単純にクリック単価を上げて広告費をかけるだけでは広告の掲載順位を上げることはできないのです。
GoogleとYahooが恐れている検索ユーザーの評価
検索エンジン会社は、検索ユーザーに自社の検索エンジンを使ったことによって満足してもらうことを至上命題としていますので検索ユーザーが不満足に感じる広告は好ましくないのです。
※YahooはYahooオークション等、他のサービスでも収入源がありますがGoogleはほとんどが広告収入です。
このルールは特にGoogle AdWordsにおいては非常に厳格で、2009年の11月にはGoogleは、広告品質が悪いにも関わらず誤魔化しで広告掲載を続けていた広告主のGoogle AdWordsアカウントを一斉剥奪しました。しかも、一度アカウントを剥奪された広告主は今後二度とGoogle AdWordsには広告出稿ができないという非常に厳しいものでした。(アカウントの再取得も禁止)
ちょうど同じタイミングで、TVでGoogleのCMが放送されはじめました。おそらくGoogleは本腰でYahooを抜いて日本の検索エンジンシェア1位を取りにいったのでしょう。その際に品質の低い広告が掲載されていてはGoogleの企業イメージを損なうのでこのような対応を取ったのだと考えられます。
簡単にお話ししましたが、実はこれはかなりすごいことなのです。
単純に広告品質の悪い広告主のアカウントを剥奪といっても、その数は数十や数百ではすみません。僕が知るだけでもアカウントを剥奪された広告主は数えきれないほどいますし、そのほとんどの広告主は月に数十万円から数千万円の広告費を使っていました。そのアカウントを剥奪したうえ、今後二度と広告は出させないということは、恐らくGoogleにとって月商数億~数十億円レベルの損失でしょう・・・
しかし、それをやっても検索ユーザーが第一(Googleの利用者増大という目的はありますが)というスタイルを頑として守ったのです。
このことからも、現在のGoogle AdWords(Yahoo!リスティング広告も)が広告品質というものを重要視しているかということがわかっていただけると思います。
アカウント剥奪のような事態は怖いですが、広告品質というシステムは考えようによっては大きなチャンスです。今までは広告費を多く出せるというだけで大企業が有利でしたが、現在では広告費が多く出せるだけでは通用しなくなっているのです。(もちろん広告費がある方が有利は有利ですが)
資金力では大企業にはかなわない中小企業や個人事業主にとっては大チャンスです。資金力やコネクションがなくても知識と技術と努力で対抗できるのです。広告品質についてしっかりと学んでいき、大企業に負けない広告出稿をしていきましょう。
リスティング広告のカギを握る「広告品質」とは?
リスティング広告はクリック単価の入札制で掲載順位が決まるオークション制だというお話を以前しました。
ただし、単純にクリック単価のオークション制だけでは問題が出てきます。それは資本力があれば、どんな広告主でも必ず良い広告枠に掲載できてしまうという点です。
例えば、年商300億円のアダルトグッズの広告主がいて、この広告主はとにかく広告の露出を増やしたいがために、全然関係ない「ペット関係」や「ダイエット関係」のキーワードにも高額なクリック単価で入札をしたとします。
単純にクリック単価の入札制だけで広告の掲載順位を決めているとしたら、「犬 しつけ」や「ダイエット 方法」で検索した検索結果の広告枠の一番目立つ最上段にアダルトグッズの広告が掲載されてしまうことになります。これでは、実際に犬のトレーナーやダイエットグッズを販売している広告主はたまったものではありません。
検索する側からしても、犬のトレーナーやダイエットグッズを探したくて検索しているのに全く関係なアダルトグッズの広告が掲載されていても意味がありません。そんな検索エンジンであれば誰も使わなくなってしまいます。GoogleやYahooはそれを何よりも恐れています。
ちなみにGoogleは年間営業収益2兆円を越す超巨大企業ですが、その収益の95%以上はAdWordsの広告費によるものです。検索エンジン会社、特にGoogleというのは、広告収入を得るために検索エンジンを開発・運営している企業ですから、自社の検索エンジンを使うユーザーが減ることは致命的なのです。そのため、GoogleやYahoo(特にGoogle)は検索ユーザーがなにより一番大事というスタンスをとっています。
一昔前まではGoogle AdWordsもYahoo!リスティング広告も単純なクリック単価のみで掲載順位が決定されるオークション制度でした。しかし現在では改良され、検索ユーザーのニーズにあった良い広告は安いクリック単価で済み、ニーズに合わない広告は高いクリック単価を入札しなければならないという仕組みを取り入れました。
それが広告品質です。
Google AdWordsでは品質スコアとよび、Yahoo!リスティング広告では品質インデックスとよびます。
この広告品質質は、例えば「犬関連」のキーワードにアダルトグッズの広告を掲載するというように、キーワードと広告の関連性が薄くなると低くなります。
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